【超やさしく解説】日銀が金利を上げたってどういうこと?
― 2025年12月のニュースを初心者向けに説明します ―
ニュースで
「日銀が金利を0.75%に引き上げました」
と聞いても、
- そもそも日銀って何をしてるの?
- 金利が上がると何が変わるの?
- 私の生活に関係あるの?
と思った方も多いはずです。
今回は、できるだけ専門用語を使わずに、このニュースを説明します。
まず「日銀」って何をしているところ?
日銀(日本銀行)は、簡単に言うと
👉 お金の流れを調整する役所
です。
- お金が回らなすぎると → 景気が悪くなる
- お金が回りすぎると → 物価が上がりすぎる
そこで日銀は
「お金の出し入れにかかる値段(=金利)」
を調整して、ちょうどいい状態を目指しています。
今回、何が起きたの?
今回、日銀はこう決めました。
👉 お金を借りるときの基準となる金利を、少し高くする
数字で言うと、
- これまでより
- 0.75%くらいの金利になるようにした
ということです。
なぜ今、金利を上げたの?
理由は大きく3つあります。
① 経済は、そこそこ元気になってきた
日本の景気は、
- すごく好調!ではない
- でも、悪くもない
という状態です。
会社の利益もそこそこ出ていて、
モノもサービスもちゃんと売れています。
② 給料が上がる流れが続いている
最近、
- 春闘で賃上げ
- 初任給アップ
- 人手不足で給料を上げる会社が増加
といったニュースが増えていますよね。
日銀は、
👉 「来年も給料はちゃんと上がりそう」
と見ています。
③ 物の値段も、じわじわ上がっている
物価が上がっている理由も変わってきました。
以前:
👉 円安や輸入物価の影響(一時的)
今:
👉 給料アップ → 価格に反映(長く続きやすい)
え? 金利を上げたら景気が悪くならない?
ここが一番よくある誤解です。
日銀ははっきりと、
👉 まだ景気を冷やすつもりはない
と言っています。
なぜなら、
- 金利は上がったけど
- それでも かなり低い水準
だからです。
私たちの生活にはどう関係する?
少しずつ影響が出てきます。
● 預金
- 銀行預金の金利が
👉 ほんの少し上がる可能性
● ローン
- 住宅ローン(特に変動型)は
👉 将来、じわっと上がるかも
※ すぐに大きく変わるわけではありません
● 円安・円高
- 円が少しだけ強くなる場面もあり得る
これからどうなるの?
日銀の考えはこうです。
- 給料も物価も順調なら
👉 少しずつ金利を上げる - もし景気が悪くなりそうなら
👉 無理はしない
様子を見ながら、ゆっくり進む
まとめ(ここだけ読めばOK)
- 日銀は「お金の値段」を少しだけ上げた
- 給料と物価が、いい感じに動いているのが理由
- まだ景気を冷やす段階ではない
- 私たちの生活への影響は「ゆっくり・少しずつ」
「金利」や「日銀」というと難しく感じますが、
今回のニュースは、
👉 日本経済が“次の段階”に進み始めたサイン
と考えると分かりやすいと思います😊

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